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食中毒事件簿
広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。
広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです。
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○ 26年5月16日(金)15時頃、市民から広島市保健所に「安佐南区の飲食 店に注文した昼食用の弁当を食べた複数名が体調不良を訴えている。」旨の 連絡があり、調査を開始した。 調査の結果、安佐南区の飲食店が調整した昼食弁当を食べた会社員15名 が13日16時30分から15日(木)11時にかけて下痢、吐気、嘔吐等を発症 していた。 医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が調整 した弁当のみであったことから、5月17日(土)、広島市保健所は、この施設を 原因とする集団食中毒事件と判断した。 なお、5月17日付で、飲食店の営業者から当該施設の廃止届が提出され たため、営業禁止等の行政処分は行われていない。 患 者 数 : 15名(確定) 主 症 状 : 下痢、吐き気、嘔吐等 原因食品 : 不明(5月12日(月)及び13日(火)の弁当) 12日:ナスの揚げ漬、ポテトサラダ、おから等 13日:さばの南蛮漬、ほうれんそうのごま和え、春雨サラダ等 病因物質 : ノロウィルス 検査状況 : 患者便4件体が、ノロウイルス陽性 ふき取り4検体、従事者便3検体検査中 (5月17日(土)10時現在)
○ 26年5月2日(金)23時30分頃、広島市内の医療機関から 「野草を食べ た人が吐き気、嘔吐等の食中毒症状を起こし受診した。」との情報が広島市 保健所にあった。 調査の結果、患者は、5月2日昼、広島県廿日市市内の山林で野草を採取 し、同日18時30分頃、てんぷらにして家族2名で食べたところ、2名とも1時間 後から吐き気、嘔吐等を発症していた。患者は、この野草をオオバギボウシ (地方名ウルイ)と思い採取していた。 保健所において、調理残品を確認した結果、この野草は、有毒植物である 「バイケイソウ」と推定された。 患者の症状が「バイケイソウ」による中毒症状と一致し、患者を診察した医師 から食中毒患者の届出があったことから、この野草による食中毒と断定した。 患 者 数 : 2名 (確定) 主 症 状 : 吐き気、嘔吐等 喫食・発生場所 : 家庭 原因食品 : バイケイソウ(推定) <特徴>北海道、本州、四国、九州の低山から高山帯までの林や湿っ た草原に生え、やや群生する。太く直立した茎に楕円形の大き な葉をもち、新芽の形態が山菜のオオバギボウシ(地方名ウル イ)やギョウジャニンニク(地方名アイヌネギ)と似ており、中毒事 故が多い。有毒アルカロイドを含有し、加熱しても毒は消えない 誤食すると、嘔吐、下痢、手足のしびれ、めまい等の症状が現 れ、死亡する危険もある。 <参照>厚生労働省ホームページ 「自然毒のリスクプロファイル: 高等植物:バイケイソウ」 病因物質 : 植物性自然毒(推定)
○ 26年4月23日(水)20時30分頃、中区の飲食店の営業者から広島市保健 所に「4月21日(月)夜に、宴会で利用した客のうち、複数名が体調不良を訴 えている。」旨の連絡があり、調査を開始した。 調査の結果、4月21日(月)18時から当該施設を宴会で利用した1グルー プ56名のうち25名が、21日(月)20時から23日(水)23時にかけて発熱、下 痢、腹痛、嘔吐等を発症していた。 医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提供 した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集団 食中毒事件と判断し、4月25日(金)、営業の禁止を命令した。 患 者 数 : 25名 (確定) 主 症 状 : 発熱、下痢、腹痛、嘔吐等 原因食品 : 不明(4月21日(月)に提供された宴会料理) 唐揚げ、だし巻き玉子、枝豆、フライドポテト、ししゃもエスカ ベッシュ、シーザーサラダ、いわしの天ぷら、たけのこの天ぷ ら、かき揚げ、焼きそば、飲み物 病因物質 : ノロウイルス 検査状況 : 患者便11件体中、11件体が、ノロウイルス陽性 (4月25日(金) 10時現在)
○ 26年2月24日(月)、17時頃、市民から広島市保健所に「南区の飲食店を 利用し、複数名が体調不良を訴えている。」旨の連絡があり、調査を開始した。 調査の結果、2月22日(土)18時30分から南区の飲食店を送別会で利用 した13名のうち9名が、翌23日(日)8時から24日(月)18時にかけて下痢、 嘔吐、発熱、腹痛等を発症していた。 医療機関から食中毒患者の届出があり、患者らの共通食は、この飲食店が 提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この飲食店を原因とす る集団食中毒事件と判断し、2月27日(木)、営業の禁止を命令した。 患 者 数 : 9名(確定) 主 症 状 : 下痢、嘔吐、発熱、腹痛等 原因食品 : 不明(2月22日(土)に提供されたコース料理) 前菜(オムレツ、野菜のトマト炒め、竹の子とエリンギのガ ーリックソテー)、シーザーサラダ、ロングソーセージ、カキと イカのフリット、野菜とトマトのパスタ、牛肉のソテー、生ハ ム、黒ガーリックトースト、デザート(チョコレートプリン、クリ ームチーズプリン)、飲み物(2月27日(木) 10時現在) 病因物質 : ノロウイルス
○ 26年2月10日(月)、13時頃、市民から広島市保健所に「中区の飲食店を 利用し、複数名が体調不良を訴えている。」旨の連絡があり、調査を開始した。 調査の結果、2月7日(金)夜に中区の飲食店を利用した2グループ49名の うち39名が、翌8日(土)6時から10日(月)18時にかけて発熱、下痢、腹痛 嘔吐等の症状を発症していた。 医療機関から食中毒患者の届出があり、患者らの共通食は、この飲食店が 提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この飲食店を原因とす る集団食中毒事件と判断し、2月12日(水)、営業の禁止を命令した。 患 者 数 : 39名(確定) 主 症 状 : 発熱、下痢、腹痛、嘔吐等 原因食品 : 不明(2月7日(金)に提供されたコース料理) 刺身(タイ、カンパチ、カツオ)、和風生春巻き、和風海鮮味 噌鍋、海老と蓮根のはさみ揚げ、デザート、飲み物など (2月12日(水) 11時現在) 病因物質 : ノロウイルス
○ 26年2月5日(水)、9時40分頃、広島市教育委員会から広島市保健所に 「市内高校の生徒数名が体調不良となっており、その生徒が2月3日(月)中区 飲食店を利用している。」旨の連絡があり、調査を開始した。 調査の結果、この飲食店を2月3日(月)又は翌4日(火)に利用した4グル ープ17名中12名が、4日(火)10時から5日(水)23時にかけて嘔吐、腹痛、 発熱、下痢等を発症していた。 医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店で提 供された食事のみであることから、広島市保健所は、この飲食店を原因とする 集団食中毒事件と判断し、2月7日(金)、この飲食店に対して営業の禁止を命 令した。 患 者 数 : 27名(確定) 主 症 状 : 嘔吐、腹痛、発熱、下痢等 原因食品 : 不明(2月3日〜5日(火)に提供されたバイキング料理) ケーキ、パスタ、ご飯物、スープ、サラダ、アイス及び飲み 物など(2月7日(金) 10時現在) 病因物質 : ノロウイルス
○ 26年1月24日(金)、9時30分頃、広島市教育委員会から広島市保健所に 「デリバリー給食を食べた市内の複数の中学校の生徒が、1月23日(木)から 24日(金)にかけて嘔吐、下痢等を発症している」旨の連絡があったことから、 直ちに調査が開始された。 調査の結果、安芸区の給食事業所で製造したデリバリー給食を食べた市内 中学校10校、324名(生徒303名、教職員21名)が、23日(木)から24日 (金)にかけて発熱、嘔吐、下痢、腹痛等の症状を発症していた。 患者便を検査したところ、現在判明しているもので18検体中17検体からノロ ウイルスが検出され、それらの患者の共通食は、当該施設が提供した食事の みであった。 また、医療機関から食中毒患者の届出があった患者の共通食も当該施設が 提供した食事のみであった。 このことから、広島市保健所は、この事業所の施設を原因とするノロウイル スによる集団食中毒事件と判断し、1月25日(土)、この事業者に対して営業 の禁止を命令した。 患 者 数 : 301名(教職員21名、生徒280名)(確定) 主 症 状 : 発熱、嘔吐、下痢、腹痛等 原因食品 : 不明(1月22日(水)のデリバリー給食 しょうゆごはん、あなごめし、お好み揚げ、たことわかめの 酢の物、みかん、牛乳 病因物質 : ノロウイルス 検査状況 : 患者便18件体中、17件体が、ノロウイルス陽性 (1月25日(土) 15時現在) ○ 26年1月27日 広島市保健所発表 従事者便1件体からノロウイルスが検出された。患者便の陽性も、17件体 から、24検体となった。 ○ 1月31日 広島市保健所発表 この集団食中毒事件については、患者の発生状況や調理状況を検討した結 果、調理従事者の手指を介した食品等(1月22日製造分)への二次汚染が原 因と推定した。なお、患者弁等の検査結果は、次のとおり。 検査結果(1月31日 12時現在) 患者便 45検体中 38検体 陽性 3検体 陰性 4検体 検査中 患者吐物 2検体 陰性 ふき取り 36検体 陰性 食 品 48検体 陰性 従事者便 35検体中 1検体 陽性 34検体 陰性 ○ 2月7日 広島市保健所発表 この給食事業者に命令していた営業禁止処分は、2月7日、解除された。 ○ 検査結果は、患者便 : 45検体中、42検体陽性 従事者便 : 35検体中、1検体陽性 であった。
○ 26年1月15日(水)、9時頃、広島市保健所に市内の医療機関から「食中 毒疑いの患者3名を診察した。患者は同じ弁当を食べている。」旨の連絡があ り、調査を開始した。 直ちに調査が開始された。 調査の結果、1月10日(金)11時から行なわれた新年会で提供された弁当 を食べた47名のうち24名が、同日(金)15時30分から14時(火)11時30分 にかけて嘔吐、下痢、腹痛等の症状を発症していた。 医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、新年会で提供さ れた弁当のみであることから、広島市保健所は、この弁当を原因とする集団食 中毒事件と判断し、1月17日(金)、この弁当を製造した事業者に対して営業 の禁止を命令した。 患 者 数 : 24名 (確定) 主 症 状 : 嘔吐、下痢、腹痛等 原因食品 : 不明(1月10日(金)の仕出し弁当) 刺身(ハマチ、タイ、甘えび)、タコワサビ、野菜かき揚げ、 わけぎと紋甲イカのぬた和え、山フキとなめこの和え物、煮 しめ、中華クラゲなます、巻き寿司、いなり寿司、焼き鮭、 たまご焼き、カットパイン(1月17日(金) 14時現在) 病因物質 : ノロウイルス