食品衛生 社団法人広島市食品衛生協会

 

食中毒情報

食中毒事件簿

 

広 島 市 で 発 生 し た 食 中 毒 事 例 を 掲 載 し て い ま す。

   

広島市保健所から公表された資料によります。図は、イメージです

平成27平成26 平成25年

 
 
 ○ 平成26年12月22日(月)10時45分頃、市民から広島市保健所に
  「12月18日(木)夜に、職場の同僚で中区の飲食店を利用し、複数名が
  体調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 
 調査の結果、12月18日(木)18時から、中区にあるホテルの2階宴会
  場で会食した2グループ57名のうち22名が、12月19日(金)7時から21
  日(日)17時にかけて、下痢、嘔吐、腹痛、発熱等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が
  提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因と
  する集団食中毒事件と判断し、12月23日(火)、営業者に対して、食事の
  調理等を行った飲食店営業施設の営業の禁止を命令した。    

  患 者 数:28名(確定) 

  主 症 状:下痢、嘔吐、腹痛、発熱等

  
原因食品:不明(12月18日(木)に提供された料理)
         刺身(マグロ、シマアジ)、天ぷら盛り合わせ、にぎり寿司(マグ
         ロ、トリガイ、エビ)、サラミとリンゴのソテー、サラダ、フリッタータ
         黒豚のハーブロースト、ドルチェ、飲み物等

  病因物質:ノロウイルス

  検査状況:患者便8検体中4検体がノロウイルス陽性、4検体検査中、
         ふきとり10検体検査中、食品8検体検査中、従事者便19検体
         検査中(12月23日(火)10時現在)         
         
平成26年12月23日発表
 
 ○ 26年11月20日(木)8時30分頃、広島市消防局から広島市保健
  所に
、ホテルの宿泊者複数名が嘔吐、下痢等を発症し、救急搬送する
  旨の連絡があり、調査を開始した。
 
  調査の結果、患者らは、11月18日(火)夜に中区の飲食店を利用
  した2グループ13名で、うち11名が、11月19日(水)20時から20日
 (木)19時にかけて、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設
  が提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を
  原因とする集団食中毒事件と判断し、11月22日(土)、営業者に対し
  て、当該施設の営業の禁止を命令した。    

  患 者 数:11名 (確定) 

  主 症 状:嘔吐、下痢、腹痛、発熱等

  
原因食品:不明(11月18日(火)に提供された料理)
         付き出し、穴子のかば焼き、生カキ、カキのバター焼き、
         サザエの刺身、小イワシの刺身、ブリ大根、土手鍋、
         飲み物等

  病因物質:ノロウイルス

  検査状況:患者便9検体中8検体がノロウイルス陽性、1検体検査中、
         ふきとり10検体すべて陰性、食品(参考品)3検体中2検体
         陰性、1検体検査中、従事者便3検体すべて陰性
         11月22日(土)10時現在         
         
 平成26年11月22日発表
 
 ○ 26年11月18日(火)17時頃、市内の医療機関から広島市保健
  所に
食中毒患者1名の届出があり、調査を開始した。
 
  調査の結果、患者は、11月12日(水)夜に中区の飲食店を5名
  で利用し、うち3名が11月14日(金)7時から15日(土)2時にかけ
  て腹痛、下痢、発熱等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該
 施設が提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この
 施設を原因とする集団食中毒事件と判断し、11月20日(木)、営業
 者に対して営業の禁止を命令した。    

  患 者 数:3名 (確定) 

  主 症 状:腹痛、下痢、発熱等

  
原因食品:不明(11月12日(水)に提供された料理)
         串焼き(豚バラ、むね肉、レバー、手羽先、ホルモン等)
         鶏タタキ、鶏皮ポン酢、焼鳥丼、たこわさ、枝豆、キャベツ、
         飲み物等

  病因物質:カンピロバクター

  検査状況:患者便2検体中1検体がカンピロバクター陽性、1検体
         検査中、ふきとり8検体、食品2検体、従事者便3検体
         検査中 (11月20日(木)10時現在)            
          
         
 平成26年11月20日発表
 
 ○ 26年11月19日(水)10時20分頃、市内の医療機関か ら、
 家庭で調理したフグによる食中毒と考えられる患者1名を診察
 察した旨の連絡が広島市保健所にあった。
 
  調査の結果、患者は、11月18日(火)に、知人からもらった
  フグを家庭で調理し、17時頃に、筋肉を刺身に、皮を湯通しして
 食べ、翌19日3時頃から全身のしびれ等の症状を呈したため、
 医療機関を受診し入院した。
  
患者を診察した医師から食中毒患者の届出があり、患者の喫
 食状況及び発症状況から、広島市保健所は、フグによる食中毒と
 判断した。    

  患 者 数:1名(男性) :入院中(11月20日(木)9時現在) 

  主 症 状:全身のしびれ、呼吸困難、口の渇き

  喫食・発生場所:家庭

  
原因食品:フグ(種類不明)

  病因物質:フグ毒「テトロドトキシン」(推定)

  検査状況:食品(調理したフグの残り)について検査予定
          
         
 平成26年11月20日発表
 
 ○ 26年10月22日(水)11時頃、市内の医療機関から広島市保健所に、
  食中毒患者2名の届出があり、調査を開始した。
   
調査の結果、患者らは、10月20日(月)18時30分から中区の飲食店を
  6名で利用し、うち5名が10月20日(月)22時30分から22日(水)2時にか
  けて、下痢、 発熱、腹痛等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
 供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
 集団食中毒事件と判断し、10月24日(金)、当該施設の営業の禁止を命令
 した。
     

  患 者 数:15名 (確定) 
    
  主 症 状:下痢、発熱、腹痛等
      
  
原因食品:10月20日(月)、21日(火)提供の豚生レバー
            
  病因物質:サルモネラ
        
  検査状況:患者便4検体中2検体サルモネラ陽性、2検体検査中、
         ふき取り10検体検査中、従事者便7検体検査中
        (10月24日(金)10時現在)
          
             
   
平成26年10月24日発表
 
 ○ 26年8月16日(土)17時頃、市民から広島市保健所に「8月12日(火)
  に
4名で西区の飲食店を利用し、
4名全員が食中毒様の症状を発症した。」
  旨の連絡があり、調査を開始した。
 
 調査の結果、患者らは、8月12日(火)22時30分から西区の飲食店を友
  人4名で利用し、4名全員が、8月15日(金)7時から17時にかけて、下痢、
  発熱、吐気等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
 供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
 集団食中毒事件と判断し、8月18日(月)、当該施設の営業の禁止を命令
  した。
     

  患 者 数:4名 (確定) 
    
  主 症 状:下痢、発熱、吐気等
      
  
原因食品:不明(8月12日(火)提供の料理)
         鶏のタタキ、串焼き(鶏肝、もも肉、はさみ(セセリとねぎ)、鶏皮
        つくね等)、揚げ物(鶏皮、ぼんじり)、キャベツ、サラダ、飲み物等
      
  病因物質:カンピロバクター
        
  検査状況:患者便3検体、ふき取り10検体検査中、従事者便5検体依頼中
    (8月18日(月)10時現在)
             
   
平成26年8月18日発表

 
 ○ 26年8月9日(土)12時頃、市内の医療機関から広島市保健所に「食中
 毒疑いの患者を診察した。患者は、8月2日(土)に西区の飲食店を利用して
 おり、他にも複数名体調不良者がいる。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 
 調査の結果、患者らは、8月2日(土)18時から西区の飲食店を職場の同
 僚7名で利用し、そのうち3名が、8月4日(月)12時から5日(火)12時にか
 けて、下痢、発熱、頭痛等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
 供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
 集団食中毒事件と判断し、8月10日(日)、当該施設の営業の禁止を命令
  した。
     

  患 者 数:4名 (確定) 
    
  主 症 状:下痢、発熱、頭痛等
      
  
原因食品:不明(8月2日(土)提供の料理)
         鶏のタタキ、砂ずりポン酢、大根サラダ、串焼(ささみ、鶏肝、
         ねぎま、つくね、砂肝、豚バラ、厚揚げ、ししとう)、唐揚げ、飲み
         物等
      
  病因物質:カンピロバクター
        
  検査状況:患者便3検体中1検体がカンピロバクター陽性、2検体検査中
         ふき取り10検体、従事者便2検体検査中。
         
  (8月10日(日)10時現在)        
             
   
平成26年8月10日発表

 
 ○ 26年8月4日(月)18時30分頃、広島県健康福祉局食品生活衛生課
  から広島市保健所に「大竹市内の医療機関から食中毒疑患者1名の情報
  提供があり調査したところ、患者は、西区の飲食店を18名で利用し、他に
  も複数名体調不良者がいる。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 
 調査の結果、患者らは、7月25日(金)19時30分から西区の飲食店を
  職場の同僚18名で利用し、そのうち8名が、7月27日(日)15時から30日
  (水)12時にかけて、下痢、腹痛、発熱等を発症していた。
    医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
  供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
  集団食中毒事件と判断し、8月6日(水)、当該施設の営業の禁止を命令
  した。
     

  患 者 数:8名(確定) 
    
  主 症 状:下痢、発熱、腹痛等
      
  
原因食品:不明(7月25日(金)提供の料理)
         付き出し(キャベツ)、串焼(牛バラ、皮、せせり、砂ずり、ねぎま、
         つくね、ウインナー)、揚げ物(げそ、山芋の天ぷら)、モツ鍋、
         サラダ、刺身(マグロ、カンパチ、イカ、甘エビ、サザエ、ウニ)、
         飲み物
      
  病因物質:カンピロバクター
        
  検査状況:患者便7検体中1検体がカンピロバクター陽性、6検体検査中
         ふき取り10検体、従事者便5検体検査中。
           
    (8月6日(水)10時現在)      
  
平成26年8月6日発表
 
 ○ 26年7月25日(金)14時30分頃、市民から広島市保健所に「7月18日
  (金)夜に安佐南区の飲食店を利用し、自分も含めた計3名が体調不良に
  なった。」との申出があり、調査を開始した。
 
 調査の結果、患者らは、7月18日(金)夜に安佐南区の飲食店を6名で利
  用し、うち3名が、7月20日(日)18時から23時にかけて、下痢、発熱、
  腹痛等を発症していた。
    医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
  供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
  集団食中毒事件と判断し、7月28日(月)、当該施設の営業の禁止を命令
  した。
     

  患 者 数:3名 (確定) 
    
  主 症 状:下痢、発熱、腹痛等
      
  
原因食品:不明(7月18日(金)に提供された料理)
         付き出し(キャベツ)、串焼(鶏肝、鶏もも、軟骨、ささみわさび
         焼き、鶏皮、つくね、ぼんじり、砂ずり、ハツ、豆腐、ねぎ)等
      
  病因物質:カンピロバクター
        
  検査状況:患者便3検体中1検体がカンピロバクター陽性、2検体検査中
         ふき取り10検体、食品3検体、従事者便3検体検査中。

              (7月28日(月)10時現在) 
  
平成26年7月28日発表

 
 ○ 26年7月3日(木)17時40分頃、広島県健康福祉局食品生活衛生課から
 広島市保健所に「東広島市内の医療機関から食中毒疑い患者の情報があり、
 調査を実施したところ、患者は、広島市内の飲食店を利用しており、他にも体調
 不良者がいる。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 
 調査の結果、患者らは、6月28日(土)夜に中区の飲食店を16名で利用し、
 うち8名が、6月30日(月)19時から7月2日(水)12時にかけて腹痛、発熱、
 下痢等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提供
 した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集団
 食中毒事件と判断し、7月6日(日)、当該施設の営業の禁止を命令した。

  患 者 数   : 8名 (確定) 
            
  主 症 状   : 腹痛、発熱、下痢等
 
  
原因食品  : 不明(6月28日(土)に提供された料理)
           鶏塩ユッケ、軟骨唐揚げ、牛すじ煮込み、かきフライ、だし巻卵
           鶏の唐揚げ、刺身盛り合わせ、シーザーサラダ、鮭茶漬け、水
           ぎょうざ、明太子ピザ、海老マヨ、スパイシーポテト、サイコロ
           ステーキ、たこわさ、チキン南蛮等
         
  病因物質 : カンピロバクター
            
  検査状況 : 患者便5検体、ふき取り6検体、従事者便2検体検査中
            (7月6日(日)10時現在)


平成26年7月6日発表

 
 ○ 26年6月16日(月)17時頃、市民から広島市保健所に「会社の同僚らと
  飲食店を利用し、複数名が体調不良を訴えている。」旨の申出があり、調
  査を開始した。

 
  調査の結果、6月12日(木)夜に中区の飲食店を利用した1グループ14
  のうち7名が、6月14日(土)9時から6月16日(月)22時にかけて下痢、
  発熱、腹痛等を発症していた。
    医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
  供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
  集団食中毒事件と判断し、6月19日(木)、当該施設の営業の禁止を命令
  した。

  患 者 数   : 7名 (確定) 
            
  主 症 状   : 下痢、発熱、腹痛等
 
  
原因食品  : 不明(6月12日(木)に提供されたコース料理)
           鶏マリネの山掛け、鶏ささみユッケ、シーザーサラダ、炙りチ
           ャーシュー、串揚げ、親鳥の塩焼、焦がし醤油めし、デザート
           飲み物、
         
  病因物質 : カンピロバクター
            
  検査状況 : 患者便5検体中1検体が、カンピロバクター陽性、4検体検
           査中
           ふき取り9検体、食品1検体検査中、従事者便2検体検査中、

           1検体検査中 (6月19日(木)10時現在)


 
平成26年6月20日発表
 
 ○ 26年6月9日(月)12時頃、広島市内の医療機関から広島市保健所に
  「食中毒疑い患者1名を診察した。友人2名も体調不良を訴えている。」
  の連絡があり、調査を開始した。

 
調査の結果、5月30日(金)夜に中区の飲食店を利用した1グループ3名
  全員が、5月31日(土)から6月3日(火)にかけて下痢、発熱、吐気等を発
  症していた
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提
  供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする
  集団食中毒事件と判断し、6月12日(木)、当該施設の営業の禁止を命令
  した。

  患 者 数   : 3名(確定)  

  主 症 状   : 下痢、発熱、吐き気等
 
  
原因食品  : 不明(5月30日(金)に提供された料理)
          付き出し(漬物)、串焼(ささみさび焼き、ささみしそ巻、ねぎま、
          砂肝、牛バラ、セセリ、ハツ、チーズつくね、ウィンナー、ししとう、
          なす)、山芋スライス、ピリ皮炒め、キャベツ、飲み物

  病因物質 : カンピロバクター

  検査状況 : 患者便3検体中3検体が、カンピロバクター陽性
           ふき取り10検体、食品2検体検査中、従事者便3検体検査中、

           3検体依頼中(6月12日(木)10時現在)
  
平成26年6月12日発表
 
 
 ○ 26年6月5日(木)14時頃、広島市内の医療機関から広島市保健所に「食
  中毒疑い患者1名を診察したところ、広島市内の飲食店を同僚と利用しており、
 
他にも複数名体調不良者がいる。」旨の連絡があり、調査を開始した。
 
  調査の結果、5月28日(水)夜に中区の飲食店を利用した1グループ11名
  のうち8名が5月30日(金)1時から6月2日(月)6時30分にかけて下痢、発
、 熱、腹痛等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提供し
  た食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集団食
  中毒事件と判断し、6月6日(金)、当該施設の営業の禁止を命令した。

  患 者 数   :10名 (確定) 

  主 症 状   : 下痢、発熱、腹痛等
 
  
原因食品  : 不明(5月28日(水)に提供されたコース料理)
          串焼(ささみ、つくね、せせり、砂ずり、豚しそ巻、なす、ししとう)
          鶏ももの炙り刺し、飲み物

  病因物質 : カンピロバクター

  検査状況 : 患者便6検体中2検体が、カンピロバクター陽性、4検体検査中
           ふき取り9検体、食品2検体検査中、従事者便3検体依頼中
             (6月6日(金)10時現在)
      
  
 平成26年6月6日発表

 


 ○ 26年5月16日(金)15時頃、市民から広島市保健所に「安佐南区の飲食
  
店に注文した昼食用の弁当を食べた複数名が体調不良を訴えている。」旨の
  連絡があり、調査を開始した。
  
 調査の結果、安佐南区の飲食店が調整した昼食弁当を食べた会社員15名
  が13日16時30分から15日(木)11時にかけて下痢、吐気、嘔吐等を発症
  していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が調整
  した弁当のみであったことから、5月17日(土)、広島市保健所は、この施設を
  原因とする集団食中毒事件と判断した。
     なお、5月17日付で、飲食店の営業者から当該施設の廃止届が提出され
  たため、営業禁止等の行政処分は行われていない。
   
    
患 者 数   : 15名(確定)
 
    主 症 状   : 下痢、吐き気、嘔吐等
 
    
原因食品  : 不明(5月12日(月)及び13日(火)の弁当)
            12日:ナスの揚げ漬、ポテトサラダ、おから等
            13日:さばの南蛮漬、ほうれんそうのごま和え、春雨サラダ等
    
    病因物質 : ノロウィルス

    検査状況 : 患者便4件体が、ノロウイルス陽性
             ふき取り4検体、従事者便3検体検査中

                 (5月17日(土)10時現在)          

   
 平成26年5月17日発表






 


 ○ 26年5月2日(金)23時30分頃、広島市内の医療機関から 「野草を食べ
  た人
が吐き気、嘔吐等の食中毒症状を起こし受診した。」との報が広島市
  保健所にあった。
   
調査の結果、患者は、5月2日昼、広島県廿日市市内の山林で野草を採取
  し、同日18時30分頃、てんぷらにして家族2名で食べたところ、2名とも1時間
  後から吐き気、嘔吐等を発症していた。患者は、この野草をオオバギボウシ
  (地方名ウルイ)と思い採取していた。
     保健所において、調理残品を確認した結果、この野草は、有毒植物である
  「バイケイソウ」と推定された。
   患者の症状が「バイケイソウ」による中毒症状と一致し、患者を診察した医師
  から食中毒患者の届出があったことから、この野草による食中毒と断定した。
   
    
患 者 数  : 2名 (確定)
 
    主 症 状  : 吐き気、嘔吐等
 
    喫食・発生場所 : 家庭

    原因食品 : バイケイソウ(推定)
        <特徴>北海道、本州、四国、九州の低山から高山帯までの林や湿っ
           た草原に生え、やや群生する。太く直立した茎に楕円形の大き
           な葉をもち、新芽の形態が山菜のオオバギボウシ(地方名ウル
           イ)やギョウジャニンニク(地方名アイヌネギ)と似ており、中毒事
           故が多い。有毒アルカロイドを含有し、加熱しても毒は消えない
            誤食すると、嘔吐、下痢、手足のしびれ、めまい等の症状が現
           れ、死亡する危険もある。
        <参照>厚生労働省ホームページ 「自然毒のリスクプロファイル:
             高等植物:バイケイソウ」
                          
    病因物質 : 植物性自然毒(推定)             

   
    平成26年5月3日発表





 


 ○ 26年4月23日(水)20時30分頃、中区の飲食店の営業者から広島市保健
  所に「4月21日(月)夜に、宴会で利用した客のうち、複数名が体調不良を訴
  えている。」旨の連絡があり、調査を開始した。
   
調査の結果、4月21日(月)18時から当該施設を宴会で利用した1グルー
  プ56名のうち25名が、21日(月)20時から23日(水)23時にかけて発熱、下
  痢、腹痛、嘔吐等を発症していた。
     医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提供
  した食事のみであったことから、広島市保健所は、この施設を原因とする集団
  食中毒事件と判断し、4月25日(金)、営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 25名 (確定)
 
    主 症 状  : 発熱、下痢、腹痛、嘔吐等
 
    原因食品 : 不明(4月21日(月)に提供された宴会料理)
             唐揚げ、だし巻き玉子、枝豆、フライドポテト、ししゃもエスカ
             ベッシュ、シーザーサラダ、いわしの天ぷら、たけのこの天ぷ
             ら、かき揚げ、焼きそば、飲み物
                                          
    病因物質 : ノロウイルス

    検査状況 : 患者便11件体中、11件体が、ノロウイルス陽性
             
(4月25日(金) 10時現在)

   
 平成264月25日発表
 


 ○ 26年2月24日(月)、17時頃、市民から広島市保健所に「南区の飲食店を
  利用し、複数名が体調不良を訴えている。」旨の連絡があり、調査を開始した。
   
調査の結果、2月22日(土)18時30分から南区の飲食店を送別会で利用
   した13名のうち9名が、翌23日(日)8時から24日(月)18時にかけて下痢、
    嘔吐、発熱、腹痛等を発症していた。
     医療機関から食中毒患者の届出があり、患者らの共通食は、この飲食店が
  提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この飲食店を原因とす
  る集団食中毒事件と判断し、2月27日(木)、営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 9名(確定)
 
    主 症 状  : 下痢、嘔吐、発熱、腹痛等
 
    原因食品 : 不明(2月22日(土)に提供されたコース料理)
              前菜(オムレツ、野菜のトマト炒め、竹の子とエリンギのガ
              ーリックソテー)、シーザーサラダ、ロングソーセージ、カキと
              イカのフリット、野菜とトマトのパスタ、牛肉のソテー、生ハ
              ム、黒ガーリックトースト、デザート(チョコレートプリン、クリ
              ームチーズプリン)、飲み物(2月27日(木) 10時現在)
                                          
    病因物質 : ノロウイルス             

   
 平成262月27日発表


 ○ 26年2月10日(月)、13時頃、市民から広島市保健所に「中区の飲食店を
  利用し、複数名が体調不良を訴えている。」旨の連絡があり、調査を開始した。
   
調査の結果、2月7日(金)夜に中区の飲食店を利用した2グループ49名の
  うち39名が、翌8日(土)6時から10日(月)18時にかけて発熱、下痢、腹痛
  嘔吐等の症状を発症していた。
    医療機関から食中毒患者の届出があり、患者らの共通食は、この飲食店が
  提供した食事のみであったことから、広島市保健所は、この飲食店を原因とす
  る集団食中毒事件と判断し、2月12日(水)、営業の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 39名(確定)
 
    主 症 状  : 発熱、下痢、腹痛、嘔吐等
 
    原因食品 : 不明(2月7日(金)に提供されたコース料理)
              刺身(タイ、カンパチ、カツオ)、和風生春巻き、和風海鮮味
              噌鍋、海老と蓮根のはさみ揚げ、デザート、飲み物など
                  (2月12日(水) 11時現在)
    病因物質 : ノロウイルス

   
 平成262月12日発表


 ○ 26年2月5日(水)、9時40分頃、広島市教育委員会から広島市保健所に
  「市内高校の生徒数名が体調不良となっており、その生徒が2月3日(月)中区
  飲食店を利用している。」旨の連絡があり、調査を開始した。
    
調査の結果、この飲食店を2月3日(月)又は翌4日(火)に利用した4グル
  ープ17名中12名が、4日(火)10時から5日(水)23時にかけて嘔吐、腹痛、
  発熱、下痢等を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、この飲食店で提
  供された食事のみであることから、広島市保健所は、この飲食店を原因とする
  集団食中毒事件と判断し、2月7日(金)、この飲食店に対して営業の禁止を命
  令した。
 
    
患 者 数  : 27名(確定)
 
    主 症 状  : 嘔吐、腹痛、発熱、下痢等
 
    原因食品 : 不明(2月3日〜5日(火)に提供されたバイキング料理)
              ケーキ、パスタ、ご飯物、スープ、サラダ、アイス及び飲み
              物など(2月7日(金) 10時現在)
                            
    病因物質 : ノロウイルス             

       
       
     
  平成262月7日発表


 ○ 26年1月24日(金)、9時30分頃、広島市教育委員会から広島市保健所に
  「デリバリー給食を食べた市内の複数の中学校の生徒が、1月23日(木)から
  24日(金)にかけて嘔吐、下痢等を発症している」旨の連絡があったことから、
  直ちに調査が開始された。
   
調査の結果、安芸区の給食事業所で製造したデリバリー給食を食べた市内
  中学校10校、324名(生徒303名、教職員21名)が、23日(木)から24日
  (金)にかけて発熱、嘔吐、下痢、腹痛等の症状を発症していた。
   患者便を検査したところ、現在判明しているもので18検体中17検体からノロ
  ウイルスが検出され、それらの患者の共通食は、当該施設が提供した食事の
  みであった。
   また、医療機関から食中毒患者の届出があった患者の共通食も当該施設が
  提供した食事のみであった。
    このことから、広島市保健所は、この事業所の施設を原因とするノロウイル
  スによる集団食中毒事件と判断し、1月25日(土)、この事業者に対して営業
  の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 301名(教職員21名、生徒280名)(確定)
 
    主 症 状  : 発熱、嘔吐、下痢、腹痛等
 
    原因食品 : 不明(1月22日(水)のデリバリー給食
              しょうゆごはん、あなごめし、お好み揚げ、たことわかめの
              酢の物、みかん、牛乳
                            
    病因物質 : ノロウイルス
  
    検査状況 : 患者便18件体中、17件体が、ノロウイルス陽性
              (1月25日(土) 15時現在)
 
  ○ 26年1月27日 広島市保健所発表
    従事者便1件体からノロウイルスが検出された。患者便の陽性も、17件体
   から、24検体となった。
 
 ○ 1月31日 広島市保健所発表
   この集団食中毒事件については、患者の発生状況や調理状況を検討した結
  果、調理従事者の手指を介した食品等(1月22日製造分)への二次汚染が原
  因と推定した。なお、患者弁等の検査結果は、次のとおり。

  
   検査結果(1月31日 12時現在)
     患者便   45検体中  38検体 陽性 3検体 陰性 4検体 検査中
     患者吐物   2検体 陰性
     ふき取り  36検体 陰性
     食  品   48検体 陰性
     従事者便  35検体中 1検体 陽性  34検体 陰性
 
 ○ 2月7日 広島市保健所発表
   この給食事業者に命令していた営業禁止処分は、2月7日、解除された。
   
    ○ 検査結果は、患者便 : 45検体中、42検体陽性 
              従事者便 : 35検体中、1検体陽性 であった。  

   
 平成261月25日発表



 ○ 26年1月15日(水)、9時頃、広島市保健所に市内の医療機関から「食中
  毒疑いの患者3名を診察した。患者は同じ弁当を食べている。」旨の連絡があ
  り、調査を開始した。
  直ちに調査が開始された。
   
調査の結果、1月10日(金)11時から行なわれた新年会で提供された弁当
  を食べた47名のうち24名が、同日(金)15時30分から14時(火)11時30分
  にかけて嘔吐、下痢、腹痛等の症状を発症していた。
   医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は、新年会で提供さ
  れた弁当のみであることから、広島市保健所は、この弁当を原因とする集団食
  中毒事件と判断し、1月17日(金)、この弁当を製造した事業者に対して営業
  の禁止を命令した。
 
    
患 者 数  : 24名 (確定)
 
    主 症 状  : 嘔吐、下痢、腹痛等
 
    原因食品 : 不明(1月10日(金)の仕出し弁当)
              刺身(ハマチ、タイ、甘えび)、タコワサビ、野菜かき揚げ、
              わけぎと紋甲イカのぬた和え、山フキとなめこの和え物、煮
              しめ、中華クラゲなます、巻き寿司、いなり寿司、焼き鮭、
              たまご焼き、カットパイン(1月17日(金) 14時現在)
                            
    病因物質 : ノロウイルス
             

   
 平成261月17日発表