生活衛生 社団法人広島市食品衛生協会
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NEW 代表者会議
 
   平成29年度第2回生活衛生推進員代表者会議を
   開催しました。
 
 
1 開催日時    平成29年10月4日(水) 午後2時から3時40分まで
 
2 場    所    広島市保健所 3階 大会議室
 
3 会議内容     議長(安佐北区:上原田推進員)のもと、生活衛生推進員の各区代表者(各区2名:うち
          11名出席)が、各区の事業計画(視察、研修会、会議、実施・参加イベント等)や今年度に
          既に実施した活動内容等について情報交換を行いました。また、毎年度末に開催している
          全体会議の内容について意見交換を行った結果、今年度より、市長からの依頼式を開催
          しない年度の全体会議は、3月上旬に開催することとしたことから、日程上の制約もあり、
          今年度は、各区共通の意見である知識や情報を吸収する講演会にすることとなりました。
            また、今年度の全体会議は、2時間半程度の時間があることから、講演会を2題とし、
          1題は、各区より希望する「テーマと講師」を今月中に事務局に提出してもらい、再度各区
          に送付し検討頂いた中で、希望の多いものに依頼することとしました。もう1題は、保健所
          職員を講師として、「わかりやすいHACCP」について研修することとなりました。
           なお、市長からの依頼式が行われる年度については、従来どおり、全体会議は3月下旬に
          市役所講堂で3月下旬に開催します。

                   会議終了後、広島市保健所食品保健課から、9月初旬に広島市内で発生した
「カンピロ
          バクター食中毒」
について情報提供がありました。           
           (1) カンピロバクター食中毒は、全国的に発生件数が多く、一年中発生している。
           (2) カンピロバクターは、鶏、豚、牛などの腸内におり、食肉、特に鶏肉に多く付いている
             ことがある。
           (3) 新鮮な肉にも付いていることがあり、菌が付いていても色、味、においに変化はない。
           (4) 感染から発症するまでの潜伏時間は、2〜7日である。
           (5) 少量の菌の感染でも腹痛、下痢、発熱などの症状を発症します。

             
予防のポイントとしては、
           (1) 鶏刺しなどの生肉や生焼けの肉は食べない。特に、子供や高齢者などの抵抗力が弱い
             方は、生肉の喫食を控える。
           (2) 肉は、中心部の色が変わるまでしっかり加熱する。
           (3) 生肉を触った後の手は、しっかり洗浄・消毒し、やまな板、包丁などの調理器具は、
             しっかり洗浄した後で、熱湯などで消毒する。
           (4) 焼肉やバーベキューをする際は、生肉を扱う箸と食べる箸を使い分ける。
            (5) 井戸水や沢の水などの生水は、煮沸するなど殺菌してから飲む。
            

            次いで、広島市保健所環境衛生課から、
「やぶ蚊」について情報提供がありました。
            「蚊をなくして快適な夏を!」のリーフレットを基に、デング熱(感染症)の感染経路等
          の概要、並びに予防法として媒介するヒトスジシマカを減らす対策について説明がありま
          した。
           
ヒトスジシマカは、主に、5月中旬から10月下旬に活動し、幼虫(ボウフラ)は、雨水マス
          や植木鉢の受け皿当の小さな水場に発生し、成虫は直射日光の当たらないやぶや低木の
          葉の裏に潜んでいます。

          
 (1) 蚊を減らすためには、幼虫であるボウフラを退治することが最も有効です。
           
   幼虫対策として、@ 不要なものは片付け、たまり水をなくす、A 週1回は、清掃や
            水の交換等を行う。これらの対策は、
建物の種類・用途・場所等にかかわらず、どこで
            も必要です。

              (例)・木のくぼみは、パテ等の充填剤で埋める。
                 ・雨よけシートのくぼみは、たるみをなくす。
                 ・古タイヤや空き缶、放置された弁当容器、空きビン等は、片付けるか、雨の
                 当たらないところに置く。
                 ・つまった雨どいは、清掃してつまりを除き、網戸は、破れ等を補修する。
                 ・植木鉢の受け皿や散水用の汲み置き水は、使わないときにはしまい、水を
                 週1回以上入れ替えたり、逆さにする。
                 ・ペットの水飲み皿は、使わない場合は撤去し、水を週1回以上入れ替える。
                 ・雨水ます、排水ますは、こまめに清掃し、つまった側溝は清掃してつまりを除く。
                 ・他にも、お墓の花受け等も蚊の幼虫の発生場所になるので、要注意。

          (2) 成虫対策として、日中に屋外で活動する時は、蚊に刺されないための対策が有効です。
              @蚊の多い場所に行く時は、長袖、長ズボン等を着用し、なるべく肌が露出しないよう
               にする。
              A屋外で活動する時は、虫除け剤を使用上の注意をよく読んでから使用する。
              B直射日光が当たらず、風通しの悪いやぶや草むら等を定期的に剪定する。
              C網戸、防虫網を設置する。
     
        ※ 家庭用殺虫剤などの薬剤を使用する場合は、使用上の注意を良く読んでから使いましょう。


         ※ 次回の第3回生活衛生推進員代表者会議は、平成30年1月11日(木)
           14時から、広島市保健所3階大会議室で開催します。